たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「うつ病の相談室」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「うつ病の相談室」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「うつ病の相談室」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
職場の書棚に常備したい一冊
本書の構成は、うつ病患者さんに向けた「うつ病を治す」と、患者さんの周囲の方に向けた「うつ病を助ける」二部構成になっており、著者の林先生が実際に受けた質問に対して回答し、その裏にあるものを解説する形になっています。
しかし本書は一問一答形式で、うつ病そのものの解説は数ページ、代表的な治療法方も回答のなかで述べられている程度です。ですので、他のうつ病の本と合わせて読むと、足りない部分を補える本です。
特に「うつ病を助ける」では、職場でありがちと思われることが多く取り上げられているので、職場の書棚にあると役に立つのでは、と思います。

