河合 隼雄

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
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発売日: 2002-09
発売元: 講談社
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ウチの父が昔よく読んでいた「河合 隼雄」。当時は、こんなの何が面白いんだろうと思っていた。なかでも父が特に気に入っていたのが「心の深みへ―「うつ社会」脱出のために」というやつだったと記憶している。
今日、僕も試しに「心の深みへ―「うつ社会」脱出のために」を読んでみた。すると、父があれだけ「心の深みへ―「うつ社会」脱出のために」に夢中だったワケが少しだけわかったような気がする。
ここんとこ風が強い日が続いている。
来週末、寝台列車にでも乗って1人で小旅行に出かけようか。
僕はクローゼットの中のボストンバッグを引っ張り出した。
学としての「方法」に足りないもの、共感、関係など
ここでは、柳田さんが、河合さんのマスターとも言えるだろう聴き手としての安心と信頼とに、
水を得た魚のように存分に心の内を語っているのが、それだけでも感動に値する読み物だが、
話されているなかには興味深い話も多く、あえて不可思議に思われるだろう現象なども体験として率直に語られていて、興味深い。
この本などは、社会、世界、人と人の関係を、唯物的な視野でのみ物事を見ることの限界を、如実にあらわにする材料に満ちている。
とくに政治家とかなんとかファンドなどの世界の人には、目からウロコひと剥がれしそうだから薦めたいけれど、
そういう方々はなかなか読む機会、御縁を自ら遠ざけるんだろうな。
それでも、ぜひ目からウロコを落としてほしい。
遂に見つけた!
今まで両氏の本をそれぞれ別個に読んできて、それぞれに互いの係わり合いについて語っている個所は断片的にあったのだが、両氏が向き合って語り合っている本を、私の勉強不足のせいか見つけることができなかった。やっと見つけたという思いである。
両氏がそれぞれ述べているように、河合氏は内面の人、一方柳田氏は外面の人として、私はお互い接点がずれていたのかな、と思っていた。だが、社会的カタチは違えども、両氏とも同じ土俵に立っていた。今の日本に欠けているもの、日本を憂う気持ちは共通しているのである。その受け継ぐべきたましいをわれわれは考えてみなければならない時期に来ていると思う。
人生の総括を始めている両氏の年齢を考えると、この本は日本にとって貴重な一冊になるにちがいない。
この企画を担当編集した人々、大きな技ありである。
